コンセプト
現在の日本は文化も政治も産業も、東京中心に動いています。地方は弱体化し、再生は先行き不透明な状況です。しかし、日本は昔から豊かな自然環境との関わりの中で、日本人独特の文化を築いてきました。現在のITの時代に生きる若者は自然との関わりを知らずに育ち、結果として表面的な価値観しか手に入れていないように感じます。手遅れにならないうちに、まだ私達の記憶に残っているうちに、自然との関わりを取り戻し、世界でも類を見ない優れた文化を取り戻せるように少しでも役に立ちたいと考えています。
メッセージ
ある脳科学者が言っていました。天才を育てるなら幼少期になるべく自然の中で育て、五感を養ったほうがよいと、なるほどと思います。スマホとパソコンの画面の世界に生きている現代の若者は不幸です。実際の世界のきびしさ、すばらしさを五感で味わっていないからです。
私自身、幼少期貧しい時代に、自然の中で遊びながら育ちました。千葉県の田舎でしたから、海も山も川もあって、毎日服を汚しながら遊びました。自然の四季の変化に触れ、動物に触れ、草花に触れ、当時は当たり前の世界でしたから、ただのびのびと遊び育ちました。
いまでも、現実的な業務に追われる日々のふとした時に、川で膝までつかって魚を追った光景や、野花が一面に咲いた高原の風景を思い出し、懐かしいと共に自分の原点がそこにあると実感します。
本来、日本人の意識は自然との関わりの中にあったはずです。地方それぞれに四季折々の行事があり、さまざまな自然の神様を見出し、自然と共存して生きてきたのです。
今、リゾートや地方の土地利用などというと、不動産業界の人たちから鼻で笑われるのが落ちです。現実的に地方の土地価格はすさまじい勢いで下がっています。東京が一人勝ちという状況です。ですから不動産業界の方たちは首都圏にしか目が行きません。しかし、このままこの状態が続くのでしょうか。少子化の時代ですから人口減少はしょうがないのかも知れませんが、地方の衰退は異常としか思えません。私は10年以内には共同住宅いわゆるマンションの建て替えられない問題が深刻になり、地方に対する価値観の見直しの時代が来ると思っています。
皆さんは夜、深々と降る雪の静寂の世界を知っていますか。
川で大群の小魚が泳ぐ姿を見たことがありますか。
山に沈む真っ赤な夕日を見たことがありますか。
赤とんぼの群れが蓮華畑の上を移動する姿を見たことがありますか。
できればご一緒に感じてみませんか。
これからしばらく続く地方の低迷の時代は、良質の地方の不動産を取得するチャンスです。
一人でも多くの方に自然のすばらしさに気づいていただき、豊な人生を築いていただけることと、そのために少しでもお役に立てることを心から願っています。
プロジェクト沿革
- 1988年
- 投資物件の計画業務開始。
- 1995年
- 世田谷区赤堤商店街活性化事業開始。
- 1998年
- 世田谷区において路地状敷地有効利用事業計画開始。
- 2003年
- 2007年
- 熊本県京町にて変形敷地利用プロジェクト開始。
- 2008年
- 新宿区高田馬場にて路地状敷地における重層長屋プロジェクト開始。
- 既存建物(木造、RC)構造補強業務開始。
- 2014年
- 土地・建物有効利用プロジェクト開始